仏陀

すぐに怒ったり

恨みを根に持ったり、自分の欠点を隠そうとしたり、親切を装って偽善的にふるまう人は、最低の人間だと心得て、そうした人たちの仲間にならないように。

他人の過ちや欠点に気づいても

無用に腹を立てることはない。むしろその瞬間こそ、自分がこれまでに犯してきたこと、あるいは怠ってきたことに静かに目を向けるべき時である。

いつか死ぬという真理を

うっかり忘却している。君も私もやがてこの世からいなくなるんだ。

誰かの怒りとは毒料理のようなものだ

受け取らなければ、それは手つかずのまま相手の前に残る。そして最後には、怒りを差し出したその人自身が、それを口にして滅びてゆくことになる。

悪口は太古の昔から絶えたことがない

黙っていれば「無愛想だ」と言われ、話せば「うるさい」と非難され、礼を尽くして語っても「裏がある」と疑われる。だからこそ、悪口などいちいち気にせず、涼しく聞き流すのが良い。

足りないものは音を立てるが

満ち足りたものは静かである。

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