大事をなさんと欲せば、小さなる事を、怠らず勤むべし。小積りて大となればなり。
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二宮尊徳
二宮尊徳(にのみや そんとく、1787年7月23日~1856年11月17日)は、江戸時代後期の農政家・思想家です。幼名は金次郎で、「二宮金次郎」としても知られています。幼い頃に家が没落し苦労しましたが、勤勉と工夫によって家を再興し、やがて小田原藩の家老や藩主に認められて武士となりました。
尊徳は「報徳思想」を提唱し、経済と道徳の両立を説きました。荒廃した農村や藩の復興に尽力し、関東各地で600以上の村を立て直したことで知られています。特に下野国桜町領(現在の栃木県真岡市)の復興は有名です。彼の勤勉な姿勢は、薪を背負いながら本を読む像として多くの学校に残されています。