主義や道徳を振りかざすほど

主義や道徳を振りかざすほど

誤った時に強く非難される。だからこそ名声を求めず、悪にも近づかず、静かに穏やかに生きることが大切である。

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洪自誠

洪自誠(本名洪應明、号還初道人)は、明代万暦年間(16世紀末〜17世紀初)の文人・思想家です。彼は儒教・仏教・道教の教えを融合し、独自の人生観と処世哲学を展開しました。代表作『菜根譚』は、日常生活や人間関係、自然との調和についての短文随筆集であり、前集と後集に分かれています。

洪自誠は若い頃は仕官を志しましたが、晩年は隠遁し、清貧と精神修養を重んじる生活を送りました。『菜根譚』は「人能咬得菜根,則百事可成(人は菜根を噛むように苦労に耐えれば、何事も成し遂げられる)」という精神を体現し、倫理性・風雅性・処世の知恵に富み、後世に大きな影響を与えています。